DVD「憲兵と幽霊」(asin:B000B63DCK)

ツタヤの郵送レンタルで。
中川信夫監督の新東宝・怪談映画。
憲兵隊長の悪人役・天知茂が、部下に罪をなすりつけて、拷問した末に銃殺してしまう。


昔の怪談ものは「因果応報」ストーリーだから、前半は「善人を徹底的に苛め抜く」という構造になっているのだが。それが辛くて、観つづけることができなかった。


★思いなおして、続きを観た。
幽霊の登場シーンはあまり少なくて、「スパイ物のサスペンス」的な展開。
だが、最後の最後で、西洋怪奇映画的なショック・シーンが来て、これが最高。天知茂の悪役演技も素晴らしい。


そして、妙な間の抜けたエンディング。「正義の味方」の主役として「キリヤマ隊長」こと中山昭二が出演しているが。これがまた大根なんだなあ。