図書館本、読了。
「古本についての本」というよりも、著者が購入した古本を通して、近代日本の出版史を様々な角度から切り取っていく、という内容。
- 「未だ王化に染はず」の真の作者は誰か
- 倉田卓次と「カイヨー夫人の獄」
- 講談社版「世界名作全集」について
- 松本泰と松本恵子
- 偕成社と児童書
- 真善美社と月曜書房
- 阿蘭陀書房と「異端者の悲み」
- ハヴロック・エリスと「性の心理」
- 天佑社と大燈閣
- 川漁師とアテネ書房の「『日本の釣り』集成」
- ある出版者の軌跡−牧野武夫
- 鶴田久作と国民文庫刊行会
- 市島春城と出版事業
- 三省堂と「図解現代百科辞典」
- 講談本と近世出版流通システム
- 博文館と近代出版流通システム
- 小林勇と鉄塔書房
- 春秋社と金子ふみ子の「何が私をかうさせたか」
- 春陽堂と「クロポトキン全集」
- 村上信彦と「出版屋庄平」
- 近代社と「世界童話体系」
- 平凡社と円本時代
- 宮武外骨と円本時代
- 西村陽吉と東雲書店
- 河出書房と「現代の経済」