小谷野敦「東大駒場学派物語」(新書館 )

図書館本、読了。
ブログであらかたは読んでいたが、単行本で追加された「英文科の劣等性、比較へ行く」の章が白眉。
文系の大学院の学生たちの「将来」がいかに教授たちに支配されているかが切実にわかる。
そして、小谷野先生のその後の活動の原点はこの「大学院」時代にすでにあったような気がする。