映画「DV」

夕方かれ、妻と外出。渋谷のユーロスペースでのフレデリック・ワイズマン特集の1本「DV」を観に外出。
外は、気温は低いが湿度は高いという、私がものすごく苦手な「蒸し寒い」状態。
渋谷では秋祭りをやっていて、御輿をとおすために交通規制をやっていて、「歩行者天国」状態。


連休とあってか、映画もかなりの混雑で、整理番号が遅い番号に。
おかげで、右側端っこの席しか確保できなかった。


3時間も大作を観るのに、この場所での体勢が悪かったようで。おまかに冷房が効きすぎて寒い。
四十肩で首も悪い妻は、途中でリタイアして、席をたってしまう。
私も首がかなり痛くなったが、映画の途中の「休憩時間」に貸してもらった毛布のおかげで、寒さはなんとが我慢。
しかし、これほど寒い場内なのに、途中で「暑い」とクレームを入れた客がいたらしく。「今、設定温度を下げました」と映画館の人が・・。まあ、暑い/寒いの感覚の違いは、永遠の問題だよね。


映画はといえば、
(1)電話で連絡を受けた警官が、被害者・加害者にインタビュー
(2)DV被害者のシェルターでの、カウンセラーの面接
(3)シェルターでの加害者たちが自分たちの体験を自由に話す討論会
(4)シェルターのスタッフたちのスタッフ・ミーティング
以上が、ワイズマン特有の「一歩引いた視点」で混ぜ合わされている。


アメリカ特有のマッチョイズムが、家庭外で駄目人間やっている夫・父親を、「家庭内で王様化させている」という事情はよくわかった。
結末では、ものすごく嫌な(1)系のシーンが編集されていて、さすがワイズマン。


という映画の内容には、心身の状態が悪く、あまり入り込めなかった自分たち。
映画館を出ると、そばの路上に、外国人のファッショナブルな自転車載りたちが多数、集結していた。何か、自転車関係のイベントがあったのだろうか。


ラーメン屋で夕食食べて、疲れて帰宅。
帰宅して、「未公開映画を観るTV」を観ると。「究極に不幸な夫婦生活」を描いたドキュメンタリーが流れていて・・。いや、こういうお話はもう、お腹いっぱいだよ。