大腸ポリープ手術&入院初日

昨夜は1時就寝。
22時に飲んだ下剤「ラキサベロン」の効果で、5時半に腹痛がおき、目覚めて、排便。


二度寝して、8時に起床。今日は「大腸のポリープ除去手術」そして「2泊3日の入院」の開始だ。入院するのは人生で初めて。手術を受けるのも、ものごころつく前に脱腸の手術を受けたとこはあるが、全然記憶にないので、実質初めてである。


朝食も食べれないので、着替えと荷造りをして、妻と一緒にタクシーで松井病院へ。
入院の手続きをするが、「差額ベッド代1泊3000円の四人部屋」のはずが、その4人部屋が埋まってしまい、「四人部屋の料金で、差額ベッド代1万8000円の個室」に入院できるという、ラッキー。
案内されて行ってみると、広くて、洗面台、トイレもついている。最上階の6階でもあり、ちょっとしたホテル並の快適な部屋だ。


「先日の火傷を見てもらう」ために来た妻だったが、今日は外科の外来が休みだということで、帰宅。
私は入院関係の書類を書きつつ、9時45分から15分おきに、整腸剤「ビジクリア」を5錠ずつ、10回・50錠飲んでいく。
そこで、「点滴やりますから」と先に点滴の針だけさされる。これが痛い。「点滴される」とは全然予想していなかったのだが、考えてみれば、朝から何も食べていないのだし、手術後は食事できないのだから、点滴されるのは当然なのか。


12時に50錠飲みきるが、便がまだ2回しか出ていない。ちなみに、黄色い水状の便で「小便が大腸から出ている」という感じ。そのためというか、水をガブ飲みしているのに、小便はまったくでない。
看護婦から医師に問い合わせてもらうと、「7、8回は出さないと、大腸内がきれいにならない」ということ。
そこで、さらに水だけをガブのみし、指示された「部屋の中で歩き回る」運動を続ける。元々、足が悪いので、だんたん、足が痛くなる。


13時40分にようやく、8回目の便が出た。体力がかなり消耗。それで、紙性の手術用の下着・上着をきて、待機。
15時に看護婦が来て、点滴の針の点滴をつながされる。そして、なんと車椅子に乗せられて(歩けるんだけれどねえ)、地下1階の手術室(というか、前検査を受けた、検査室と同じ)


点滴がつながったまま、硬い検査台にのせられ、左側を下にするように指示されるが。「エアコン病」で身体が硬い自分は「その姿勢」自体が痛くてたまらない。
主治医が到着し、肛門から内視鏡を通していく。ガスを入れているらしく、胃がパンパンに張ってしまい、猛烈に痛い。途中から別の医師も着て、二人で内視鏡を操作してポリープを除去しているようだ。何が起きているのか自分には全然わからないのだが。


手術は15分くらいだったようだが、あちこち痛い自分にとってはかなり長かった。自分が痛みにすごく弱いことがわかったが、これから老年になって色々な検査・手術を受けるたびに、こんな辛い思いをするのかと思うと、暗澹としてきた。


手術後の、医師の説明では、「ポリープ1個除去、ポリープ1個採取」ということだった。採取したポリープは、1週間後に結果を聞きにこいということ。そして、明日からは食事が食べれるということだった。


手術の疲れで、帰りは素直に車椅子で自分の部屋に戻る。
そして、右手を見てみると、輪ゴムでとめていたはずの「貴重品入れ」の鍵がない。ナース・コールを呼ぶと、看護婦さんが2人やってきて、私が移動した場所や、入院部屋内を探してくれるが、みつからない。「まずいことをしちゃたかなあ」と後悔していると、「じゃあ、鍵を交換しましょう」と別の鍵に交換してくれて、事なきを得た。
この鍵は、翌日、自分の荷物が入ってたバッグの中から出てきて・・。結局、自分が病室で落としていたのだった。


と、色々疲れて、ベッドに横になる。点滴は、針を入れているだけの時は痛かったが、点滴の液が体内に入るようになると、さほど痛くない。


少し眠ると元気になった。退屈してきたので、ベッドで横になり読書。左手は点滴で使えないので、右手だけで本を持った状態で。

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18時になると、まどから建物が望める、池上本門寺の鐘が鳴りはじめて、いや、風流でいいや。
と思っていたら、本門寺公園の森に集まってくるカラスの鳴き声がうるさく、プラスマイナス・ゼロだよ、これじゃ。


読書も飽きてきたので、CDを聴く。「落語界のシーラカンス」、当時83歳の故・雷門福助の洒脱な味が最高。

初代 雷門福助 落語名演集(二)

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21時が消灯時間となっているが、個室の私はそういう気兼ねは要らないようだ。電気も落ちないし。
21時15分に点滴を取ってもらう。


そして、そろそろ寝ようかと思うと、ベッドの硬さが気になる。実際、この時点で腰が痛くなっているし、疲れている足も痛い。
「冷房病で身体が硬い」自分は、自宅ではベッドのマット上に布団2枚しいて寝ているのだ・・。
22時に睡眠薬を普段の2倍飲むと、さすがに眠気がわいてきて、22時半就寝。