週刊文春の小林信彦のコラムで、浅倉久志の死去に言及

されているというので、コンビニで週刊文春を買ってきた。
永井淳稲葉明雄深町真理子との4名を「われわれ翻訳小説読者は<訳聖>と呼んでいた」と。
でも、「訳聖」って初めて聞く。業界内部での呼び名だろうか。


そして、「海外作品のユーモアは日本語にするのがむずかしいのだが、浅倉さんはそれが可能だった。最初に教えてくれたのは、去年亡くなった永井淳氏である。あの人はサラッと訳して笑わせる。あれはできないことだ。稲葉明雄氏も同じようなことを言っていた。稲葉氏も浅倉氏と同じ関西の出身である。」


小林信彦に指摘されるまで、浅倉久志=関西人=それゆえのユーモア・センス とは考えなかったなあ。そういえば、関西には、筒井康隆かんべむさし田中啓文というギャグSFの系譜もある。