1-01-06から1日間の記事一覧
中村能三(なかむら・よしみ) 明治三六年福岡県に生まれる。 英米文字翻訳家。 主訳書 E・S・ガードナー『大胆なおとり』(早川書房刊) クレイグ・ライス『わが王国は霊柩車』(早川書房刊) ジョージ・R・スチュワート『大地は永遠に』(早川書房刊)
「SFの傑作といわれている作品は、『アンドロメダ……』といった題のものよりも、『夏への扉』だとか『幼年期のおわり』というような、情念的なタイトルのついているものに多いようですね」 あるラジオの座談会で、現代のロマン作家五木寛之氏はこう言った。…
『日本SF・幼年期の終り』に収録。
これからのSFはどういう方向をたどるであろうか。 アポロ11、12号による月探険計画が成功した現在、アーサー・ケストラーが「ファンタジーの退屈」の中で述べている次のような言葉を振り返ってみることは決して無意味ではないであろう。 「私は、SFはよ…