1-01-13から1日間の記事一覧

翻訳者紹介

小笠原豊樹(おかさわら・とよき) 昭和七年北海道に生まれる。 東京外語大学卒。 ロシヤ文学研究家。 主訳書 リチャード・ボーモント「夜の旅その他の旅」(早川書房刊) ロバート・ブロック「血は冷たく流れる」(早川書房刊) メアリイ・マッカーシイ「グ…

なぜぼくはブラッドベリの愚作を訳すか 伊藤典夫

以上はひとりのヘソまがりなブラッドベリ・ファンのたわ言として、聞き流していただきたい。 あとで詳しく説明するけれど、複雑な事情があって、レイ・ブラッドペリの初期作品を、四年ほど荊からぽつぽつと訳している。現在までに、ちょうど二〇篇。半分以上…

鏡の国のアリス 矢野浩三郎

毎日の通勤電車にゆられて、郊外の家と会社のあいだを往復しながら、時折ふと、いいしれぬ恐怖に捉われることがある。あらかじめ敷きのべられた軌条の上を、電車がいちども逸脱することなく、毎日、確実に走っていくことにたいする恐怖である。この恐るべき…

ブラッドベリ雑感 三木卓

「日本SF・幼年期の終り」に収録

解説者 福島正実

収録作品 レイ・ブラッドベリ『火星年代記』小笠原豊樹訳 『華氏451度』宇野利泰訳

「世界SF全集」月報より