和田宏「司馬遼太郎という人」(文春新書)

文藝春秋社で、司馬遼全集の担当者だった人の思い出記。司馬遼先生は、腰の動脈瘤破裂で亡くなったそうで、腰の痛みをずっと「坐骨神経痛」と自称して、医者にもほとんどかからなかったとか。我慢強すぎる人だなあ・・。
司馬遼本、次はみどり夫人の本を読む予定。

森繁の「動物の寿命」の話

図書館で借りた「徹子の部屋」に出てきて、面白かった。もしかして、有名な話しなのかな。

  • 元々、動物の寿命は30年であった。
  • 30年も生きるのはつらすぎるということで、ロバは18年、犬は12年、猿は10年、寿命を返上した。
  • 欲張りな人間はそれを全部もらって、70年生きることになった。
  • そのため、人間の最初の30年は本来の寿命で楽しい時間。30歳から48歳はロバのように重い荷をかつぐ辛い期間。48歳から60歳までは犬のように、キャンキャンまわりに吼えまくる期間。最後の10年は猿のような期間。

「席亭・立川談志ゆめの寄席」(CD10枚全集)

図書館で順次借りて、妻と聴き中。今日は5枚目。

  • 第3集上
    • 三代目・三遊亭金馬「花見の仇討」
      • 語調がよくて最高! 爆笑してしまった。
    • 山野一郎女剣劇
    • 二代目・三遊亭円歌「呼び出し電話」
      • 細かいくすぐりがモダンでセンスよくて、面白い。これも爆笑。

「日本残酷物語 現代編2」

これも図書館本。(主に戦後の)理想に燃えた若者達の残酷タン。こちら(http://www.hatena.ne.jp/1109508895)で質問中。

  • 田舎の若者たち
    • 村の余り者
      • 消されゆく命(佐渡の婿たち(宮本常一執筆?))
      • ある鹿児島の娘(炭鉱で夫をなくした娘(中村きい子執筆?))
      • 里子の悲劇(大阪生まれで伯父のうちで冷たくされた少年(?執筆?))
    • 古き村の芽吹く
  • 離郷者の群れ
  • 海浪の彼方に
    • 青春の稜線
      • 昭和25年、和歌山の高校を出て上京した青年
      • 共産党系の労働演劇隊に入るが、党派闘争の激しさに人間不信に。
      • 理髪器具販売業、パチンコ店、肉屋、芝浦屠殺場、渋谷新聞販売店で主任と遍歴。26歳で法政大学入学。
    • 孤島へ
      • 上記人物、昭和35年、28歳で大学卒業&結婚後、就職難で八丈小島の教員に。
      • 昭和35年、朝日新聞主催の東京修学旅行。(青ヶ島の子等といっしょ)
    • 青春なき島
    • 南島の憂鬱
      • 砲火の中の郷土(沖縄の戦中記録)
      • 密航者(沖縄から密航して東京の大学に通う若者たち)
  • 石もておわれるごとく