今日はお休み/邪眼はしょうもない/もりやすじの短編

体調悪いのと、仕事に余裕ができたので、急遽、今日はお休み。

ネット書店から、水木しげる「神秘家列伝(1)」が届いたので、だらだらと読む。こういう俗世から離れた人々のオハナシ、会社休んだ日に読むのが、ふさわしいような、ふさわしくないような・・。

夕方から妻と外出。吉祥寺ロフトでミニ・サイズのローテーブルを買う。

お好み焼屋とビア・ガーデンをハシゴし、半額セールのレンタル・ビデオ屋でビデオを大量に借りてくる。

その中の一本、「邪眼」を妻と一緒に見る。演出が平板で退屈な映画だが、アパートの隣近所に迷惑をかける住人が、他の住人たちの合意で、次々に殺されていくという諸星大二郎チックなお話は、割合面白い。
でも、今の自分たちの境遇では、あまり人ごとじゃないオハナシで、楽しめない・・。

もう一本見たのは、東映動画のアニメータで宮崎駿の師匠格、もりやすじの作品をあつめた「こねこのらくがき」というビデオ。
前半は、「白蛇伝」「少年西遊記」から名作「長靴をはいた猫」まで、もりの作品のさわりを少しずつ集めた構成だが、場面のセレクトの仕方や作品の紹介の仕方に愛がないつくりのため、すこぶる退屈。もっと工夫すれば、東映アニメ版「ザッツ・エンタテインメント」になったのにねえ。
後半は、もりやすじの短編作を数編あつめていて、こちらは面白い。