深大寺で蕎麦/砂の器

今日も雨模様。雷も相変わらずなっている。

お昼過ぎから少し晴れ間が見えたので、深大寺そばでも食べに行こうかと。自転車で妻と出かける。
と、すぐ雨が降って来たので、吉祥寺駅から調布駅行きのバス。

途中、十数人の思春期男子が乗り込んできて、大はしゃぎ。「中学生かな、うるさいね」と妻にこぼすと、「ナニ言ってんの、大学一年生くらいでしょう」。
年をとると、若い人の年格好がわからなくなるのは私だけ?

深大寺入口というバス停で降りて寺へ向かうが、道を間違えたようで、30分ほどうろうろ。
緑の多い落ち着いた住宅地。なぜか上品そうな中年女性4名が所在なげに歩いている。「物見の塔」の勧誘かしら。

午後4時前に深大寺に到着。雨のせいで、参拝客もほとんどいない。門前にずらりとならぶ蕎麦屋たちも閉店の準備にかかっている。本堂に参拝。護摩木があったので、「諸病平癒、家内安全」の祈願を書き込み。

寺の裏手にある、松葉茶屋という蕎麦屋へ。十割蕎麦と蕎麦豆腐で、蕎麦ビールをいただく。結構なお味でした。
雨が降り止まないので、早々に帰ることにする。蕎麦饅頭と蕎麦羊羹をおみやげに。足がだるい。

帰宅して、レンタルしていた「シックス・ストリングス・サムライ」を見る。カンフー映画とマゲ物映画と西部劇をごちゃ混ぜにした、ロックンロール侍モノ。長すぎてダレました。

「ブギー・ナイツ」の亜流で出てきた、「80年代の伝説のデイスコの内幕物」というふれこみの、「フィフィテー・フォー」を少しみるが、全然ダメな映画。見るのやめる。

ふと思いたち、NHKの「アリー・マイ・ラブ」を久しぶりに見てみる。いや、辛かったです。作り手の側が、悪ふざけとギャグの区別がついていないのがイタすぎる。でも、このドラマ、小林信彦先生も誉めてるんだよね・・。なぜ?

あと、アリーをあてている声優さん(というか、朝ドラで出てきた女優さんらしい)が下手っぴすぎ。

口直しにと、やはりレンタルしていた、松本清張原作・橋本忍脚本・野村芳太郎監督のゴールデン・トリオの名作、「砂の器」を見る。
ねちっこい原作にねちっこい演出。丹波哲郎森田健作の怪演もきれいに作品の中に納めてしまう懐の深さ。2時間半堪能しました。いや、これが映画だね。妻と二人、感動してしばらく寝付けず。