粉雪/手術/わが青春のトキワ荘/湯川博士

午後起床。今日はまたすごく寒い。外は粉雪・・、だがすぐやんだ。

ネット書店から、中島敦「斗南先生」、小池壮彦「心霊写真」、井上章一キリスト教と日本人」が届く。

近所の総合病院、秀島病院へ。首に出来た脂肪の塊を、手術で取り除いてもらう。
予想より脂肪が大きかったようで、手術は約1時間。瓶中でアルコール漬けされた脂肪は、ナマ白くてグロテスク。

1週間後の抜糸まで、これから毎日消毒に来ないといけない。

さくらやに寄り、メガネのフレームの調節。
ヴィレッジ・ヴァンガードで、Jim Woodring「FRANK」、中村とうよう「ポピュラー音楽の世紀」を買ってから帰宅。

夕食は刺身。奮発してウニを食べた。

今夜のNHKアーカイヴでは、81年制作のNHKスペシャル「わが青春のトキワ荘」を再放送。

まんが道」がドラマ化されたりした「トキワ荘ブーム」時代の代表的な番組だが、制作当時の80年代初頭の風景自体が、今となってはとても懐かしい。(コミケのシーン、漫画専門学校の生徒たちがトキワ荘を見学するシーン・・)

あれから20年。手塚、石森、藤子Fは死去し、彼らについての映像も、今回の放送で付け加えられていた。
だが、不遇のまま亡くなった、森安なおや寺田ヒロオの「その後」を見たかったなあ。

深夜、猫と散歩。今日も星がよく見える。

寝る前に、湯川博士「ここで将棋と会いました」を読了。

湯川ハカセにあらず。湯川ヒロシという将棋ライターの本である。
将棋ライターといえば、「将棋の子」「聖の青春」の大崎善生のクサイお涙ハナシがこのところ人気だが、湯川博士のほうがよっぽど面白いのに・・。
この人の本、文庫にしてくれ、幻冬社アウトロー文庫よ。