聖の青春

昨日は涼しかったのだが、今日はまた、バカ暑。

昼休み、品川駅前のインタシテイビルの書店へ自転車で行く。竹本浩三「オモロイやつら」、山本おさむ「聖(1)」と買ってしまう。本は買わないはずなのだが。

夕食にカップ焼きそば食べながら、昨日図書館で借りた、大崎善生「聖の青春」を読了。

どセンチメンタルな文章で、夭折した天才将棋棋士「聖なる童子村山聖と彼の師「俗なる仙人」森信雄の交流を中心に描いた、平成畸人伝。
2年前に出たこの本、あまりの世評の高さに、つい敬遠していたのだが、傑作。もっと早く読むべきでした。

超絶クライマックスばかり連続する構成は、P・T・アンダーソンの映画を連想。この本が「ブギー・ナイツ」で、大崎の次の本「将棋の子」が「マグノリア」って感じ。

ちなみに、昼間買ったマンガ「聖」は、この本をベースにさらにオリジナルエピソードを加えたもの。