「SFマガジン」2006年9月号、10月号

図書館本。大橋博之の「SF挿絵画家の系譜」だけ読む。
9月号は、コナン・シリーズなどでおなじみの「柳柊二」の後編。子供向け雑誌の挿絵のリアルなタッチが人気を呼び、売れっ子時代は西ドイツ製の「精神賦活剤」(現在は発売禁止)まで飲んで、ハードスケジュールをこなしたという。ちなみに、戒名はペンネームどおりの「柳柊二」だったとか。


10月号は、ワタシ的には、創元推理文庫ジュール・ヴェルヌの挿絵が思い出深い「南村喬之」。
昭和15年、従軍し、敗戦後はシベリアに3年抑留。戦後は、絵物語、漫画と描き、昭和40年代には、大伴昌司と組んで「少年マガジン」の大図解の仕事を数多く手がけたという。
そして、大伴との縁で怪獣画を大量に書くようになり、その成果は「咆哮の世紀 南村喬之怪獣画集」(asin:4257033606)という本にまとめられている。