ビデオ「タイムリミットは午後3時」(asin:B00005GUTG)

スピルバーク門下のフィル・ジョアノー監督の87年作。これは「ついていない1日」モノの、学園コメディのちょっとした傑作。


優等生の7・3分けのエスパー伊東似の主人公が、転校してきたばかりの超マッチョなワルに、授業終了後の午後3時に「決闘」を申し込まれてしまう。
彼は、なんとかそれを逃れようと、休み時間のたびに色々な、セコイ工作活動するが、全部、裏目裏目に出てしまい、しかたなく、工作活動はドンドンエスカレート。そのたびに学校側に全部バレてしまい、これまでの「優等生」が、「超問題ある生徒」として、目をつけられてしまう・・。
主人公にとっては、トコトンついていない1日・・。


そして、ついにタイム・リミットの午後3時が来るのだが・・。
キレのいいアクション映画が得意な、フィル・ジョアノーだけあって、演出のテンポがすごくいい。
そして、主人公が、マジで「苛められそうな情けないキャラ」なのもリアルで面白い。周囲のサブキャラも個性的でナイス。エンディングは「素晴らしき哉人生」へのオマージュかな。