職場1階にある、巨大な「チベット政策反対」(?)の抽象画

会社の1階のフロアに、やたらでかい抽象画が飾ってあるのが、前から気になっていたので、近くによって見てみたら、「JULIA NEE CHU」(http://www.sinsinfineart.com/artists/Contemporary/JuliaNeeChu/page1/)という、多分、中国系アメリカ人の画家の作品らしい。
Googleで日本語で彼女に言及しているサイトを発見できなかったので、そんなに有名な作家ではないのだろう(漢字で探せばみつかるのかな。でも、どんな漢字かわからない)。この絵が飾ってあるのは、このビルを建てた建築家の趣味か? 


題名は「THE TIBETIAN」で1988年の絵。たぶん、中国政府のチベット政策に反対しての絵だろう
このビルに勤める多数の人々のうち、はたして何人が、「そういう絵」だと、知っていることだろう。


ちなみに、うちの会社も、「外注費削減」ということで、ソフト開発を中国やインドに発注しているので、たまに
中国の人も「出張」でこのビルを訪れる。
この絵が「中国系の作家の絵」だと、気がつく中国人が、いるだろうか?


でも、抽象画家の人だから、単に「チベットのイメージ」を絵にしただけで、特に政治的な主張はないのかも。
英語のGoogleで検索してみたが、特にこの作品についての情報は、出てこなかった。*1

*1:はてな質問」で聞いてみたら、"「JULIA NEE CHU」は中国系アメリカ人で、中国名は「邱久麗」です。上海生まれで、今アメリカのカリフォルニアに住んでいます。彼女の絵は、主に大自然をテーマとしています。日本でも、個人絵画展を開いたことも有り、主にアジアとアメリカで活動している絵画家です。彼女の作品は、横浜ランドマークタワーNEC、北京のKerry Tower、香港博物館やマカオ市役所などに収蔵されております。大自然をテーマとしている作品が多いので、御社に飾っている「THE TIBETIAN」は、政治的な意味がなく、普通のチベット風景の抽象絵だけじゃないかと思います。"と、教えてくれた人があった。「チベット政策」とは無関係だったのね。