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1970年代のアメリカで、深夜の映画館で上映されてカルト映画になった伝説的作品の、関係者にインタビューしたもの。
取り上げられてる作品は、「エル・トポ」、「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」、「ハーダー・ゼイ・カム」、「ピンク・フラミンゴ」、「ロッキー・ホラー・ショー」、「イレイザーヘッド」。すごい顔ぶれ。合間、合間に挿入される、各映画のパワーは、やっぱりスゴイ。
構成として、各監督以外に、当時上映していた映画館の館長たち等にも、インタビューしていたので、当時の「時代背景」への立体感が出ていた。
妻は「ロッキー・ホラー・ショー」の大ファンなので、リチャード・オブライエンの話が聞けて、とても喜んでいた。
あと、ジョン・ウォーターズは、自身がカルト映画の大ファンだけあって、他の作品についても楽しそうに言及していた。「イレイザーヘッド」は、当時の批評はケチョンケチョンだったのだが、「ジョン・ウォーターズが褒めた」ということで、リンチはとても心が慰められたという。
この中では、ジャマイカ映画で、ジミー・クリフ主演（演技をしている！）の「ハーダー・ゼイ・カム」が異色だが・・。この映画の上映により、アメリカにレゲエ・ブームが起きて。ボブ・マーリーのアメリカ進出はその後だそう。知らなかった。
