小谷野先生は、「三田平凡寺」をご存知なかったか。意外だ。

小谷野敦先生のブログより(http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20071109

夏目房之介の母方の祖父は三田平凡寺という人で、房之介さんは、こちらの血を色濃くひいていると自ら語っておられるそうで、その後『公明新聞』の書評で塩沢実信氏にも指摘された。

それに三田なる人物は房之介氏によって有名になったような人なので、書き入れるべきかどうか、迷っている。


すでに、他の方からご指摘があり、小谷野先生、ご存知かも知れませんが・・。
平凡寺は、山口昌男「「敗者」の精神史」や「内田魯庵山脈」、荒俣宏編の「異彩天才伝―東西奇人尽し」にも、登場していますよ。


夏目さんが紹介して一気にメジャーにはなりましたが、それ以前から、戦前の「趣味人ネットワーク」を研究している人には、「知る人ぞ知る」存在だったのだと思います。(赤瀬川原平が「再発見」する前の、宮武外骨、というと、大げさですか・・)


あと、こちらによると(http://d.hatena.ne.jp/jyunku/20071111/p1)、平凡寺は淡島寒月とも関係があるようですね。
ちなみに、例の「月の輪書林古書目録」の最新版は、平凡寺が対象みたいです。
http://homepage1.nifty.com/kanen/doksyo357.htm