木下華声「芸人紙風船」(大陸書房 asin:B000J8VCQY 1977)

図書館本、読了。「二代目・江戸家猫八」でもあり、徳川夢声に向こうをはっての「漫談家」でもある著者の、回顧録


なにせこの人、「落語家」→「声帯模写」→「ボーイズ」→「軽演劇の役者」→「漫談」と、様々な芸人をやっている。その上、父が「五厘(落語の事務員だが、戦前は大きな力を持っていた)」の出だから、子どもの頃から芸界のことを知っている。
なので、非常に顔が広く、紹介される色々な芸人のエピソードが面白いのなんの。