斎藤道一「名探偵松本清張氏」(東京白川書院 )

図書館本、読了。


81年刊行の松本清張批判本。
「社会派ミステリ批判」では、「点と線」の「5分間のトリック」のミスに代表される無理な構成と、「人物描写の生硬さ」「警察を『下積みの刑事』に代表させたため、警察批判ができていないこと」などを批判。
「歴史研究批判」では、陰謀論者としての清張を全面批判。