横山茂雄「聖別された肉体―オカルト人種論とナチズム」(書肆風の薔薇 )

図書館本、読了。
ナチス登場以前の、ドイツ文化圏のフォルキッシュ(民族的)なオカルティストの思想を分析。ドイツの人種論にオカルティズムの影響からのあったことを示す。

  • ランツ・フォン・リーベンフォルスの「神聖動物学」
    • プラヴァツキー夫人の著書「秘奥の教義」中の、霊的進化論の影響
  • グイド・フォン・リストの「アルマネニスムス」(キリスト教以前の「ゲルマン民族がもっていた叡智」)
  • ヒムラーのオカルティズム、疑似科学への耽溺