大橋宗一「東大ニセ学部―虚像と虚栄の記録」(講談社 )

図書館本、読了。
1969年刊行本。著者は一高から東大まで、あしかけ15年通ったという名物男。
彼が研究した、ニセ一高生から、ニセ学生の学生運動家まで。数々のニセ学生・ニセ卒業生の記録。
ニセ者たちは仮名扱いだが、彼らにだまされた東大生たちはほぼ実名でその多くに「現在の職場名」が明記されている、というのが時代を感じさせる。