1-01-15から1日間の記事一覧

翻訳者紹介

福島正実(ふくしま・まさみ) 昭和四年樺太に生まれる。 明治大学仏文科卒。 SF作家・評論家。 主訳役 ロバート・ハインライン「夏への扉」(早川書房刊) アイザック・アシモフ「鋼鉄都市」(早川書房刊) アーサー・C・クラーク「未来のプロフィル」(…

クラークと通信衛星 伊藤典夫

通信衛星による宇宙中継のアイデアを最初に思いついたのが、アーサー・C・クラークであることを、あなたはご存知だろうか。彼がこの理論を発表したのは、一九四五年。もちろん誰よりも早く、先見の明には驚くほかはないけれども、そこでもう少し頭を働かせ…

現代科学とSF 小尾信弥

アポロ11号の母船から二人の宇宙飛行士をのせた月着陸船が切り離され、月へ向っていった。それから約二時間半後に着陸船は月へ着陸、九時間後にはアームストロング船長が月面に第一歩をおろしたわけだが、その間あわただしくホテルとテレビ局とを往復しなが…

クラーク、そしてSFへの期待 奥野健男 

ぼくはSFの批評はもちろんのこと、SFについての随想もなるべく書かないことにしている。なぜなら、ぼくは子供の頃から小説を読むことが三度の飯よりも好きで、受験勉強の最中でも、空襲のさなかでも、工大や東芝の研究所での高分子化学実験のあいまでも…

解説者 福島正実

収録作品 アーサー・C・クラーク『幼年期の終り』福島正実訳 『海底牧場』高橋泰邦訳

「世界SF全集」月報より