CSでやってたので、見ました。大林宣彦の83年監督作で、福永武彦の原作を柳川ロケで映画化。
ということで、こちらでも(http://d.hatena.ne.jp/kokada_jnet/20040520#p2)書いた、強力変態監督・大林宣彦ですが、この映画も強烈でした。
16ミリフィルムで映される水郷・柳川の「日本土俗的な風景」、監督自ら作曲したというリリカルすぎる音楽。そして、小林聡美(17歳の彼女が、”しっとりした昔の女性”をやらされてる。無理だよ!)他のキャラクターが、少女漫画チックな「学園祭演技」を繰り広げる。
この、おそるべき異化作用。
水木しげる漫画の、背景とキャラがまったく違う、あれを思いだしました。
ただし、男性的な水木とちがって、大林って、カルチャー・オバサマの感性だわ。
途中で辛くなって、寝ました。