- 昨日の「ダイマル・ラケット」のつまらなさと比較すると、今日は、最高!。至福の4組。こういう漫才聞くと幸せになるね!
- ミスワカサ・島ひろし「ワカサの先代萩」
- ワカサはまさに「ミスワカナ」直系て感じの芸達者さ。大人しくて上品な声調と、一転して下品で伝法な声調(「じゃかまっしい」と巻き舌で啖呵きる)、この落差が最高。
- 相方のひろしも、素っ頓狂な奇声を出し、達者な芸。
- 歌舞伎の「先代萩」の声色が開始。ひろしが奇声を発し「政岡の千代松やがな」「ゴジラが出てきたのかと思った」とワカサ。
- ワカサが政岡の声色(これが達者)にギャグを織り交ぜて、話を進めていく。ひろしは、長唄を歌う。これがまたうまい。
- ひろしが鼠役をやることになるが、演技がうまくいかない。そこでワカサの啖呵。「闇夜の晩には、足下のほうから、気をつけて歩けや」
- 最後は鼠役のひろしが酔っぱらい、「何のんだんや」「どぶ(どぶろく)や」「やっぱり、おのれは〜ドブねずみ〜」で幕。
- 千歳家今治・千歳家今若「大阪神戸案内」
- ゆっくりした口調の、ノンビリコンビ。だじゃれづくしだが、くだらなすぎるのと、間がよくて笑わせる。
- ボケ、ツッコミの役割はあるが、どちらがどちらかはわからなかった。
- 「君の趣味は」「第二は旅行、第一は金魚すくい」
- 「大阪城は英語でミス・オオサカや」(嬢と城のしゃれ)
- 「JOBKとは、ジャパン・大阪・番場・角の略や」(このギャグ、小林信彦の「唐獅子株式会社」にもあったよね)
- 「神戸と言えば楠公」「楠公が戦った時は蚊が多くて、足が蚊にさされた」「足利攻めるというてな」
- 「楠公さんは偉いもんで、当時からラジオを考えてはった」「なんでや」「楠公さんの紋は「水に菊」やないか。「見ずに聞く」ならラジオやないか」
- 姿三平・浅草四郎「死ぬほど愛して」
- ボケが主導でテンポよく話を進めていく。二人ともカマっぽい、柔らかい口調。初期のサブロー・シローを連想。
- ボケの三平はトニー谷系の奇声を発する。「ごめんなさ〜い」とカマっぽくしゃべるのが、「決まりギャグ」。あと音声ではわからないが、「目を向いてる」というのがウリだったよう。
- ツッコミの四郎は、「芦屋雁之助のおかま声」風のしゃべり。
- 「すきやき作ろか」「僕はダチョウの卵いれるわ」
- 「日本にも象はいるわ」「小さい子供の象が寺で木魚叩いてた」「それは小僧や」
- 「腹立つなー、もー」の四郎に、三平が申し訳なさそうに「しゃくにさわるわなー」と謝る。これも、繰り返される「決まりギャグ」。
- 「心斎橋」が二人とも「シンシャイバシ」になってしまう。そこで「舌の練習」。「ハモニカ、ハーモニカ、ハモニカ、ハーモニカ、心斎橋」と二人でハモル。
- 「恋人づくり」のコントが始まる。「上品な音楽喫茶に入らんとあかん」「あたし、ラムネと焼酎がいいの」「もっといい物頼ませろや」「たとえば」「はったい粉」