「将棋世界」11月号

図書館本なので、1ヶ月遅れで借りて読んでいる。以前書いた(http://d.hatena.ne.jp/kokada_jnet/20061023#p3糸谷哲郎四段の特別講座「糸谷流・対振り飛車右玉戦法」も面白かったが、末尾の、「編集人・島朗八段」の「将世三昧」というコラムが、絶妙の面白いネタ。著作権的にはあれだが、全文引用しておく。

第19回高校竜王戦で、会場の棋士控室の話題を独占したのが、滋賀・湖南農業2年の吉田雅也君である。
風貌が渡辺明竜王と似ていて、人から間違われるのが自慢で、当の竜王に近づいたとみるや「世の中には、自分に顔がそっくりな人が3人はいるそうですよ。僕はそのうちの一人かも知れませんね。えへへへ」と言い放ち、さすがの渡辺竜王も絶句した。
滋賀県大会の決勝では、女流育成会代表の豊田奈都美さんを破って吉田君が代表権を獲得したと知り、竜王は思わず「悪役が勝ったのか……」。
また、瀬川晶司四段には、「瀬川さんプロ入りすごかったですね。でもそれだけで終わるようじゃ困りますよ。花村先生のように高段に昇ってください」と妙な激励をして、瀬川氏も思わず「ありがとうございます」。
社交的な彼氏は、最後の挨拶もきちんと忘れない。私にはメールにて「今回は楽しかったです。それでは、またどこかでお会いしましょう」と最後まで憎めない大物ぶりを発揮した。
近いうちに、どこかで会えそうだね。