小谷野敦「悲望」(幻冬社 asin:4344013670)

図書館本、読了。すごく、面白かった。
大学院の1年上の女性を好きになってしまい、カナダ留学までついて行ってしまう、半ストーカー小説「悲望」。
「なんとなくクリスタル」の女性学者版パロディ「なんとなくリベラル」の2本収録。


元来、評論家肌の人の「治療行為としての小説執筆」ということで、過剰評価だが、「漱石的」なものを連想した。この調子で小説書いてほしいなあ。