図書館ビデオ。戦前のサイレント時代の日本のアニメーションを紹介する、このシリーズの最終巻。提供:マツダ映画社。まあまあ楽しめた。
- 『動物村の大騒動(トーキー)』 作画:山本早苗 製作年不詳、9分
- と思ったらこれはトーキーだった。大家族の猿の一家と、核家族の熊、狸の一家の対比を描いている。動物の「擬人化、デフォルメ」が独特で・・。漫画ならいいんだろうけれど、アニメにされると動きが気持ち悪い。
- 『動物村のスポーツデー』 原作・脚本:青地忠三 作画:村田安司 1928年、8分
- 『泳げや泳げ』 原案:伴野文三郎 作画:大石郁 1939年、11分
- 泳ぎが駄目なサルが、動物の水泳大会に参加するが、思わぬ助けを得て、優勝する。退屈な作品。
- 『カンガルーの誕生日』 原作:木村阿弥子 原画:熊川正雄 1940年、10分
- いままで、このシリーズは「個人アニメーション」のような作品ばかりだったが。これは、あきらかにディズニーに影響を受けた、集団で制作しているアニメーション。カンガルーの子供を狼が狙うが、狼のキャラクター・デザインが、ディズニーそのもの。