中島らも+鮫肌文殊「ひそひそくすくす大爆笑 IT'S ONLY TALKSHOW2」(メディアファクトリー asin:4840110425)

図書館本、読了。中島、鮫肌をホストにした、「ロフト・プラス1」でのトーク・ショーの記録なのだが、今回のトーク期間の間に、中島の麻薬取締法違反による逮捕・入院・裁判がはさまっているため、2回欠席している。


ゲストは、井筒和幸本上まなみ江口寿史大槻ケンヂ山内圭哉萩尾望都チューヤン


井筒監督のが面白かった。
1981年に「ガキ帝国」がヒットしたため・・。
1983年には、メジャー作品であるあだち充原作の『みゆき』の監督を任される。
だが、原作の内容を知らず報酬のよさだけで引き受けたため、初めて原作を電車内で読み、その「内容のなさ」にあきれて漫画本を電車の中に放置する。
なんとか監督業を続けるが、撮影前のカット割をしているうちに鬱状態となる。精神科医の診断では「仕事のストレスでの離人症のため、最低2ヶ月の療養が必要」と診断されるが、撮影は「3日延期」したのみで開始する。そのため、抗欝剤を大量に飲みながらなんとか監督をつとめ、映画を完成させた。なお、映画が完成すると、病気は嘘のように治ったという・・。


あと、「リリパット・アーミー」での後輩だった山内圭哉の話も面白かった。彼は一応「演技の試験」をうけて「リリパット・アーミー」に入ったのだが、それからの毎日の仕事はしばらくの間、「らもと毎日、酒を飲むこと」であったという。