20年ぶりに見直すと・・たいした映画じゃなかった。ビデオ「風の輝く朝に」(asin:B00005FTEC)

中古ビデオで。レオン・ポーチー監督の84年作。
チョウ・ユンファイップ・トンアレックス・マンの、当時の香港トップスター3人の「男二人と女一人」での、日本軍の香港占領時を舞台にした友情と愛情物語。


90年に日本に公開された当時は、「『冒険者たち』を思わせる、香港ニュー・ウェイブの最高傑作」と大々的に評価されたものだが・・。「香港映画がアーティステックな映画を撮った」だけで、かなり過大評価されていたのだな、これは・・。


今見てみると、この映画を「冒険者たち」と比べようとは全然、思えない。まあ、「悪い映画」でもないが、それほどの傑作でもない。主人公たち三人の関係性についての描写があまりに希薄で、感情移入が全然できないのが辛い。
日本人の軍人役をやっている俳優さんは、すごくいいんだけれどね。