本の雑誌血風録/里中満智子の星占いゲーム/廃ビル

今日は本来は平日だが、出向先の会社の振替休日で休み。

椎名誠本の雑誌血風録」を読了。「本の雑誌」創刊前後を関係者すべて実名で描く、本人いうところの「実録もの」。

椎名誠を読むのはかなり久しぶりなのだが、面白かった。

この人の小説とかエッセイ(きっちりわけるのが意味ないのですが)の特徴って、見事なまでの「内面描写のなさ/内面のなさ」ですな。
なので、椎名誠が何をしていたのかはわかるのですが、どういうことを考えていたのか、この小説を読んでもさっぱりわからないのです。

あと、日常的オブジェとしての奇人変人描写。今から見れば、赤瀬川原平超芸術に近いっすね。

夕方から妻と一緒に神保町。カードゲーム&ボードゲームの専門店の奧野かるたへ。平日の閉店間際とはいえ、いつもながら他に客は皆無。この店大丈夫かな?

売れ残ったゲームの放出セールをやっているので、OLD MAID(ババ抜きの原型)のサーカス版カード、あと、エポック社ボードゲーム里中満智子の星占いゲーム」を買う。

「星占いゲーム」は、ルーレットや駒、チャンスカードのプリプリ少女漫画ぶりは最高だが、ゲーム内容な最低級のクズゲー。帰宅して妻とプレイしたのだが、劇的な展開がまるでなく、拷問のようなゲームだった。

RBワンダーで植草甚一「ぼくの大好きな外国の漫画家たち」(この本、ずっと探してたんですよ)を買い、その後、神保町周辺をぶらぶら。
旧ガロ編集部があったあたりに、廃墟寸前の古い3階建のビルがあったので、入り込んで屋上で涼んでみた。

ボンデイでカレーを食べてから帰宅。
岡田夫婦のデートは、山岳部の合宿なみにとにかく歩きに歩くのである。今日もかなり歩いて疲れてしまった。

妻は、今日買ったばかりの「映画秘宝」の新しい号に読み耽っている。町山がやる特集って、やっぱ面白いね。