県立図書館本、読了。書名から、あちこちの「性神」を訪ねて紹介する本かと予想したら、人類および日本人の「性神崇拝」全般を書いた本だった。
以下、章立てに従って内容紹介。
- 生殖器崇拝
- 三蔵法師が入竺した時、「外道天根を拝す、その高さ百尺」と述べたそうな
- 太陽崇拝と生殖神
- 西欧の生殖器崇拝
- 割礼記
- ここで(http://d.hatena.ne.jp/kokada_jnet/20070105#p1)以前書いた「日本人の成人の大半は、包茎ではない」という説明が出てくる。
- 宗教と性
- 初夜権
- 王、貴族、領主、祭司などが初夜権を持つ例は、世界各地にみられる。
- 仏教と性
- ラマ教の僧侶は定まった妻をもたなかったので、性病がはびこり、人口減少甚だしかった。
- ラマ教
- 邪教立川流
- 三大奇祭
- 庚申と道祖神
- 金精さまと陰歯
- 性神群と性信仰
- 堺市に陽形を瓦につけた鬼瓦があったが、戦災で焼けた。
- 性の遺跡めぐり
- 生物信仰と年中行事
- 性的玩具と珍具
- 女性と貝
- マノフイカ
- 花柳病
- 性的人間像