職場復帰期限まで残り262日 大家さんから「このマンションを即刻退去せよ」と言い渡される 塩山編集長のトークショー参加

昨夜は25時就寝。今朝は9時起床。
妻が10時におきてきたので、大家さんに「昨日の報告」をしようとしたら、出かけているようで留守だった。とりあえず手紙を書いて、ポストに入れておく。


午後、大家さんが帰ってきたみたいなので、妻と二人「報告」に行くと、大家さん、苦渋の表情ででてくる。
「みんなが、すぐ出ていってくれっていってるから、すぐそばの商店街の不動産屋に物件を探してもらって、出ていってもらいたい」。口には出さなかったが「1日でも早く」というニュアンス。


私や妻の体調も悪いし、そんなに急に物件を決めるのも嫌なので、「ちょっと体調が悪いものですから、もう少しよくなるまで待っていただけませんか?」とお願いすると、「じゃあ、みんなと話してみるよ」。
どうも、「1階の社長」が強行に「あいつ、出してください」と言っているようだ。昨日、謝罪を受け入れてくれたように見えたのは、「ビラを配ったことに対しては許す。でも、ここには住ませないよ」という意味だったのだろう。
まあ、あちらからすれば、「ここまでのオオゴトをしておいて、まだ「ここに住む」つもりか? ずうずうしい」という感覚だろうなあ。
自業自得、世間とはそういうものです。


で、妻と二人、非常に落ち込んで、部屋に戻る。
仕方なく、妻と引越し先を相談。私は「川崎のままのほうが、何かと楽でいいんじゃないの」と言ったのだが、妻が「どうせ引越しするなら、東京に行きたい」というので、とりあえず、値段的におりあえそうな、京浜急行沿線に。
ネットで、物件抱えている不動産屋さがして、5店ほどに電話。「駅にも近くて、図書館にも近い所」という希望を出してみる。向こうからしたら、やっかいな客だろうなあ。でも、ここで「図書館へ徒歩1分」を味わった身としては、その状態を、捨てたくない。


と、そうこうしているうちに、17時。今日は、18時半から高円寺コクテイルで、「出版業界最底辺日記」の塩山芳明編集長のトークショーhttp://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20061209)があり、その「予約」をしているのだった。急いで準備。
そんなトコ言ってる場合かという気もするが、「気分転換」にいいだろう。


タクシーで川崎駅まで。そこから、東海道線、中央特快と乗り継いで、中野到着時点ですでに定刻の18時半。
各駅停車で高円寺まで行き、タクシーでコクテイルの近くまで送ってもらい、15分送れて会場到着。「予約」してもらっていた「背つき席」は埋まっていて、入り口脇の「背なし椅子」に座り、電気ブランを注文する。
私の席からは、ナンダロウさんと塩山さんは見えたが、すみません、退屈男さんは見えませんでした。席右側のほうには、内澤旬子さん。あとから、岡崎武志さんが現れて、席満席だったので、外からミカン箱みたいなものを持ち込まれていた。


トークは、塩山編集長がいかに、自著「出版業界最底辺日記」の「書評」や「書店での売り上げ」を細かくチェックしているか、という話の真っ最中。
その後、下請け漫画プロダクションの裏事情など。


トークはまだまだ続くのだろうが、1時間くらいで、妻が首が痛くなってきて限界に。それに、うちら的にはそろそろ帰って、寝ないとね。
ということで、「すみません、塩山さん、コクテイルの電話番号が間違えていたことを教えた者、体調悪いのでお先に帰ります」「ナンダロウさん、腰痛日記、お先に帰ります」と叫んで、店を出る。(退屈男さんには、何も声をかけずに、すみません。)


でも、無理してでも、来てよかった。あのまま、川崎の部屋にずっとこもっていたら、もっと暗い気分になっている所だった。塩山編集長のトークも聞けたし、大好きな町・高円寺に久しぶりに来て、気分が少し明るくなった。


駅方面に向かうと「高円寺文庫センター」があったので、「初めて」はいる。以前、中央線にすんでいたころ、高円寺にはよくきていたのだが、南口側でチョロチョロしていて、北口側のこっちのほうにはこなかったのだ。
本3冊、「アックス」54号(米沢嘉博の追悼特集が読みたくて)、「hon-nin」1号、「アイドロイドプチ」7号(世界唯一の等身大ラブドール&仮想愛玩用美少女専門誌とか)を買う。最後の雑誌は、あまりにリアルなラブドールに驚く。


休憩も兼ねて、お腹すいたので、スパゲッテイ屋で夕食。ちゃんとした椅子に座ると、元気になった。ウェイトレスの人が厨房の中の人に、「私、ブルース・ブラザーズ大好きなんですよ。あの音楽でずっと踊れますよ」としゃべっている。
スパゲッテイ持ってきてくれたので、「ブルース・ブラザーズいいですね」って、ちょっと会話。いや、川崎じゃあ考えられないね。こんなこと。
さすが中央線。


食事終わって店を出て、高円寺駅の改札を入ろうとしたら、「お客さーん」と後ろから声。さきほどの「ブルース・ブラザーズ」の女の子が、私の忘れ物(「高円寺文庫センター」で買った本)と、息切らせて走りながら、届けにきてくれたらしい。いやー、感動。ここまでやってくれるお店も、なかなかないねえ。


行きと逆のルートで帰宅。帰り道で、引越し先をどこにするか、妻と相談。「中央線はいいねえ。もう一度住みたいねえ」「でも、川崎から物件を見に来るのが、すごーく大変だよ」
「じゃあ、結婚当初に住んだ、西馬込がいいんじゃないの?」「そうだね、あそこで一からやり直そうか」。


ということで、暫定的に引越し先は「西馬込」に決定。でも、家賃高そうだなあ。
しかし、「マンションに住んでいる数十名の人々がみな、私を嫌い、気持ち悪がっている」ということが現実化してみると、想像以上に辛いものがあるなあ。そのなんともいえないオーラに、気分がくじけそう。でも、昨日「頑張れよ」と励ましてくれた、2階のやさしいやさしい、奄美出身の社長さん夫婦の言葉で、なんとか頑張れるかも・・。電車の中でそんな話を妻とした。


川崎についたら、雨が降っていた。タクシーで帰宅すると22時。
「現在の状況」をビデオカメラに撮る。妻に私を写してもらい、「本来は、ドキュメンタリー「実家は恐怖の館だった」の撮影を始める予定でしたが、マンションの住人の方々に、多大なる迷惑をかけ、退去しなければならないので、撮影はしばらく延期します」と話す。


妻は疲れていて、すぐ横になる。私は「Yahoo!オークション」からの撤退作業。今、入札しているのは仕方ないけれど、これ以上、入札はなしだ。
それで、本日分のはてなを書いたら23時半。