大田区立図書館「非公式ウェブサイト」と、それを作った人へのインタビュー

大田区には、そもそも図書館の「公式サイト」すらない。それで、高橋さんという、当時、大田区の図書館職員だった方が、「非公式ウェブサイト」を個人的に作った。
http://homepage1.nifty.com/funana/


高橋さんはその後、大田区内の別の部署に異動されたそうだが、それでもサイトは維持管理してくれている。
その高橋さんへのインタビューが、2004年に、ポット出版発行の「ず・ぼん」という「図書館とメディアの雑誌」の10号でされていて、それは現在ポット出版がPDF化してWEB公開してくれている。
http://www.pot.co.jp/zu-bon/zu-10/zu10_160-173.pdf


うーむ、せっかくこんな有能な人材がいるというのに、なぜ「ネット検索システム」作らないんだ。


ちなみに、今日、大田図書館長名義で、私の「なぜネット検索システム作らないんですか」という質問に対する回答メールが来て、その内容は以下のとおりだった。うーむ、ムカツク内容だ。

現在、区内には文化の森情報館を含め、16館が設置されており、区内各所から多くの時間を要さずに行くことができる状況にあります。各図書館においては、館内設置の端末機をご利用いただくことで、区内全図書館の蔵書検索や予約が可能となっております。
また、都立図書館など他自治体の図書館等からの取り寄せも実施しており、区の蔵書と同様に電話やファックスによる照会や予約にも対応しておりますので、ご来館いただけない場合もお気軽にお問い合わせください。ご不便をお掛けすることもあるかと存じますが、今後も大田区立図書館のご利用のほどお願いいたします。

確かに、大田区、図書館数は、他の区に比べると多いんだけれどねえ。大森に住んでいた学生時代は「大田区に住めて幸せ。図書館がたくさんある。大田図書館は区立図書館としては一番の蔵書量」と、喜んでいたんだけど。


都内の各区の図書館は「横断検索」というシステムも作っていて、どの本がどの区にあるかもわかるようになっているのだが、大田区は当然それにも参加していない。
大田区にある本だけ、他の区の住民から、どんな本があるか、わからない仕組みになっている。ああ、馬鹿らしい。