図書館本。部分的に読んだ。「スタニスワフ・レム追悼特集」が最大の目当て。
主要作品論も載っていて、どれも読み応えあるが、以下の言葉が心に刻まれた。
- 沼野充義の追悼エッセイ
- 牧真司の「天の声」論中に引用された、冬樹蛉の文章
- ファースト・コンタクトSFの極北には、「天の声」という旗がひるがえっている。そこにはこうかいてあるのだが。「ここから先はないよ」と。
- 石川喬司の追悼エッセイ(大新聞の文化欄用に書き、「枚数はなはだオーバー」となったモノ。あのレムが死んだのだから、新聞も1面全部追悼エッセイに使うくらいしろよな!!)から
- 西島大介の追悼コミックから!!!!! 酔っ払いキャラが。
- 「偉大なレムが死んだってのにたいして話題にもなりゃしない。世間のやつらバカばっかりだ!」
あと、遅れて読んでいる連載、大橋博之「SF挿絵画家の系譜」第5回は、「柳柊二」。本名はなんと、「柳橋風有草」(やなぎばし・かぜうぐさ)というそうだ。
- 作者: 柳柊二
- 出版社/メーカー: ラピュータ
- 発売日: 2006/12/01
- メディア: 単行本
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