いましろたかし「デメキング 完結版」(太田出版 asin:4778320441)

AMAZONから、今日来て、読んだ。前読んだのは8年前で、話をほとんど忘れていたので最初から読み直し。
今回、「完結する」ということだったので、期待して読んだら、「口あんぐり」の完結編であった。でも、いましろ先生だからOKです。


それと、大西祥平によるインタビューが読めたのが、よかった。(前の版の、呉智英先生との対談はイマイチだったのでね)
初期作品の「鬱屈した若者ネタ」は、本人の資質のほかに、ヤンジャン編集部から、要求されていたそうだ。


まあ、20年前の話ではあるが・・。ヤンジャン読者も、「かわいい女の子といちゃいちゃする話」を読んでいるけれども、実態は、いましろ漫画のキャラみたいな人が多い、ということだったのだろう。
なんだか、20年前の若者たちの鬱屈した気分に、「合掌」という気持ちだ。
浦沢直樹の解説は、全然ピンとこなかったなあ。これは邪魔。