長尾剛「漱石ゴシップ 小説のすき間を読む」(文藝春秋 asin:4890368582)

図書館本、読了。
漱石の作品を順に追って紹介しながら、「坊ちゃんは立派な学歴の持ち主で、東京に帰っても落ちぶれたワケではなく、エンジニアになった」とか「『門』の題名はいい加減につけた」とか「漱石臨終の際に岩波茂雄はトイレにいて、足をすべらせた」とか・・。
膨大な文学研究者の漱石研究から、一般読者向けの面白いエピソードを拾い出した本。