野田昌宏「宇宙船野郎たち」(秋田書店 サンデー新書)

図書館本、読了。70年刊行の本で、69年のアポロの月到着の便乗本。でも、これはアポロについての本ではなくて、野田大元帥おとくいの、ルキアノスからジュール・ヴェルヌハインラインへと到る「フィクションの中の月旅行」のおはなし。そして、ツィオルコフスキーゴダードフォン・ブラウンなど、ロケット研究での月到着を目指した科学者たち。それらの話を、講談のような名調子の野田節で語りまくる、痛快な本。


まあ、同じような話、何回も読んだよ、とも思うが、何度読んでも面白いのが、この人のこの種の話なんだよ。