原一男は、田原総一朗のテレビ・ドキュメンタリーに影響を受けていた!

昨日読み終わった、水道橋博士の「本業」によると、テレビ・ディレクター時代の田原総一朗は過激なドキュメンタリー作家で、その時の助監督が、原一男だったという。


え〜〜、と思って、ネットで検索してみると、こういう頁があった。原一男が、田原のドキュメンタリー作家時代について、インタビューした「田原監督と私」という記事。
http://docudocu.jp/cinema.php?category=tawara


こちらによると、原は、田原の本『青春 この狂気するもの』(三一新書 1969年刊行)を、たまたま読み、大きな影響を受けて、田原が製作する『ドキュメンタリー青春』シリーズを、夢中で見るようになったという。
そして、田原の撮影現場に出入りするうち、田原から「僕のドキュメンタリーに出演しないか?」と声をかけられ、1971年、当時の同棲相手の武田美由紀と、2人の間に子供との3名で、日本各地のカップルたちを訪ねあるく、田原のTVドキュメンタリー、「日本の花嫁」に出演する。


そして同じ年、田原が初の劇映画、『あらかじめ失われた恋人たちよ』(1971)を監督する際は、助監督を志望するが適わなかったという。だから「原一男が田原の助監督だった」というのは、厳密にいうと嘘のようだが、非常に影響を受けている、ということだなあ。驚いた。


田原が当時作った、『ドキュメンタリー青春』は名作ぞろいらしく、何とか、今、上映できないかなあ、と思っている人もいるようだ。
http://d.hatena.ne.jp/sugarbabe49/20060924