雷門獅篭「名古屋式。」(マガジンハウス ISBN:4838715773)

元・立川志加吾が、名前を変えての初の著書。(なぜ、マガジンハウスから出るのかが、ナゾ)
文章と漫画との構成で、「名古屋の不思議」を数々あげていく。内容は他の名古屋本と大差ないのだろうが、この人なりのギャグ感覚がやはり、面白い。


一番驚いたのは、「タモリが言っていた、名古屋人はエビフライが好き、というのは嘘」ということだ。
タモリが早稲田時代、ジャズ研の「吉川さん」という人の下宿に転がり込んで住んだ。ある日、吉川さん兄弟は「自分たちの父親の大好物は『エビフリャー』だと語った。それで、後の「名古屋人はえびふりゃーが好きだでかんだわー」という名ギャグが生まれた。だが、エフフライが好きなのは「吉川家の人たち」だけだった、のだ。