ビデオ「アラン MAN OF ARAN」(ASIN:B00005HBLX)

ロバート・フラハティ監督による、1934年のドキュメンタリー映画
アイルランド西にある、孤島アラン島」を舞台にした、不毛の大地で暮らす親子の物語。


であるのだが、映画の大半が、「小さなボートでの、ウバザメとの対決」「嵐の中をボートがなんとか帰ってくる」というシーンで・・。これらのシーンが製作当時は「手に汗にぎらせた」のだろうが、今みると退屈きわまりない。


もっと、孤島での暮らしの民俗学的描写を見せて欲しかったのだが・・。柳下毅一郎「興行師たちの映画史」にあった、「ドキュメンタリー映画もその原初は見世物であった」という法則そのものの映画だった・・。