山登義明氏は大伴昌司の生涯の映画化を構想している! そして『21世紀を夢見た日々〜日本SFの50年〜』冒頭の「昔のままの大伴書斎」は実は「再現」したものだった

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こちらの山登さんのブログの、大伴昌司関係の記事を読んでいたら、「大伴の生涯の映画化を構想している」という記述を発見。
もしも実現したら・・、素晴らしいねえ。大伴はもちろん、小松左京星新一筒井康隆など、誰が演じるのだろう。


ところで、山登さんが制作したNHKの番組『21世紀を夢見た日々〜日本SFの50年〜』(2007年10月21日放送)では。番組の冒頭で、大伴の「生前のままに保存された書斎」が紹介され、そこにある様々な資料をもとにSF界の黎明期のさまざまなエピソードが語らる、という構成であった。


番組を見た私は、「へー、なくなって30年以上たつのに、当時のままなんだ」と、大感動したのだが・・。
ところが、山登さんのブログを読むと、その「当時のままの部屋」は、実は苦心して「再現」したものだったのだという。

本日の日曜日、池上にある大伴昌司の仕事部屋(通称大伴怪獣館)で撮影をしている。
午前中から部屋の飾りこみをはじめ、午後2時に出演者が入って本番撮影となる。


この館は大伴がなくなってから17年間は、母四至本アイさんの意向ですべて残されてあった。私がドキュメンタリーを制作した1986年当時もすべて保存されていた。
ところが20年を過ぎた頃から、アイさんは少しずつ処分を始めた。出入りした愛好家たちが勝手に持ち帰ることもあった。それやこれやで、この数年のうちに部屋はすっかり様変わりしてしまった。貴重な大伴資料も減り、参考文献や写真類はかなり散逸してしまった。手付かずで残ったのは大伴が集めたLPレコードだけ。


その大伴の部屋を本日復元したのだ。彼が死んだ直後に夕刊フジのカメラマンが仕事部屋、机の上を撮影してあったので、それを手がかりに飾りこんでみた。たくさんの茶封筒に仕舞われていた原画や原稿を引き出してきて机に置いたり書棚に並べたりした。大伴昌司原作の「WOO」第5話の台本はスタッフがコレクターから借り出すなどして立派に仕上がった。 <<

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