つのだじろう「なんでもやってやろう」(広済堂出版)

読了。
77年刊行の、広済堂の漫画家自伝シリーズのつのだ先生版。図書館で読みたいところだったが、東京都の図書館が所蔵していないので、ヤフー・オークションで2000円で購入。
(このシリーズ、他は、赤塚不二夫「ギャグほど素敵な商売はない」、永井豪「豪ちゃん爆発8秒前」、石森章太郎「ぼくの漫画全部」、藤子不二雄「二人で一人の漫画ランド」、ジョージ秋山「うわさの漫画チャンネル」という豪華ラインアップ)


文章によるつのだ先生の自伝的内容のほかに。
「ルミちゃん教室」「怪虫カブトン」、女シリーズの「ホントの真砂子」と、入手困難な漫画作品が収録されていて、お得な一冊。


自伝部分では、福島に疎開していた貧困な小学生時代に・・。
墓に備えられた佛飯をつい食べてしまったところ・・。線香の匂いがしみこんで、とても食べられたものじゃなかった。というエピソードが印象的。


プレイコミックに連載された名作「女シリーズ」と同時期に・・。
ビッグコミックにサラリーマン物の「WHY?シリーズ」というシリーズを連載していたそうだのだが。
これは単行本にまとまっていないのかな。是非、読みたい。