苅谷剛彦+増田ユリヤ「欲ばり過ぎるニッポンの教育」(講談社現代新書 ISBN:4061498665)

図書館本、読了。
ナンダロウさんのブログ(http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/20061206)で知った本。
教育社会学者と、自ら高校の教壇に立ちながらインタナショナルスクール等を取材するジャーナリストとの対談。面白い本だった。

  • 日本は大半の若者が高校、大学に行くようになった結果、本来は「社会問題」である問題が「教育問題」になってしまう。
  • 「考える力を育てる総合学習」にしても「小学校からの英会話」にしても、それを全国の教師すべてが実践する能力もないし、そういう能力をもった教師を育てるシステムもない。また、それにかかるコストを増やそうともしていない。