「眠る猫」ミステリー 親子で都内繁華街に出没

http://www.asahi.com/life/update/0920/TKY200709200290.html

週末の昼下がり。東京都内の繁華街で、ぐっすりと眠る猫の親子。そのかわいさに写真を撮る人で人だかりができる。そんな様子を何人かがインターネットの日記に書き込んだところ、共通点を見つけた人がいる。「場所も日時も違うのに、同じ猫では?」。いま、愛猫家たちの間で話題になっている。


飲食店の看板の上で眠る猫の親子。大勢の人に囲まれて写真を撮られていたが、目を覚ましたり、おびえたりする様子はなかったという=東京都武蔵野市内で(提供写真)

 猫画家の中島祥子さん(52)は2日午後2時ごろ、東京都中央区銀座3丁目で、この猫に遭遇した。地下鉄出口の看板の上に、黒っぽいしま模様の親子が眠っている。周りは携帯電話のカメラで撮影する人たちであふれていた。猫の下には緑色のタオル、首には青い首輪。周囲に飼い主らしき人は見あたらなかった。

 中島さんは前日、たまたま会員制インターネットのサイトで、池袋の店舗の看板の上で「眠る猫の親子」についての目撃談を読んでいた。すぐに自分の目撃談を書き込み、友人がこの「眠る猫」をネットで検索してくれた。集まった約10本の日記には、同じ黒いしまの猫が写っていた。ほとんどが8〜9月の休日で、場所は銀座、池袋、吉祥寺とバラバラだった。

 杉並区に住む会社員の女性(34)は8日、武蔵野市吉祥寺駅近くの商店街で目撃した。高さ120センチほどのくるくる回る店舗の看板の上で眠っていた。やはり人だかりができており、この女性も写真に収め、自身のブログに書いた。「犬派の私もつい癒やされてしまいました」

 この不思議な猫はどこから来るのか――。そんな好奇心の一方で、あちこちの看板の上に現れる不自然さを指摘する愛猫家もいる。

 中島さんは「通りがかりの人にはかわいいが、猫はつらいのでは」と心配する。吉祥寺で目撃した女性も「子猫がどうやって看板に上ったのか。人ごみの中でなぜ驚かないのか。今思うと不思議だった」。

 飼い主が連れて来て看板の上に置いているとみられるが、愛猫家が集まるサイトでは、人が集まっても眠り続けるのはおかしいとの声も寄せられている。

 日本動物愛護協会(本部・東京都港区)にも、この猫のことと思われる問い合わせが寄せられている。吉野功事務局次長は「猫にとって好ましい、適正な取り扱いとは言い難い」と話している

この「会員制インターネットのサイト」って、多分ミクシーだよね。
「猫画家・中島祥子さん」は、こちらの方。http://mixi.jp/show_friend.pl?id=6796427