山口瞳は将棋ファンに忘れられてた・・。

「将棋 棋書ミシュラン」という(http://snow.freespace.jp/Rocky-and-Hopper/Kisho-Michelin/)、将棋の本を過去分からひっくるめてすべてレビューする、素晴らしいHPがある。
ところで、そのHPの山口瞳「血涙十番勝負」(ヒトミ先生がプロと飛車落ちで対戦した自戦記集)のレビュー欄で。

実はわたし、著者の山口瞳という人をよく知らない。サラリーマン小説家として名を馳せた人らしいが、なにせこの本でさえ初版は30年前。わたしはまだ生まれていないので、知らないのも無理はない?ネット書店で検索したら、150件以上もヒットしたのでびっくりした。

山口瞳といえば、エッセイでもたびたび将棋界について書き、将棋にお金も使い、「血涙十番勝負」のような実戦集も出し、観戦記もさんざん書き、一時は「将棋界のPRマン」みたいな人だったのだが・・(まあ、晩年は将棋の世界に嫌気さして、距離置いてたからね)。一世代たつと忘れ去られていくのだなあ・・。